4/29/2022

2年ぶりのタイ その3 4月15日

 415日(金)ホテルの宿泊確認

深夜0時、部屋の電話が突然鳴った。「名前は?」と言われ、答えると「Negative(陰性)」とだけ言って電話は切れた。 夢かもしれないと思った。

4時、空腹のあまり目が覚め、もう一度バスタブにお湯を張り、身支度を整え、近くのセブンイレブンの場所を調べ、勇気を振り絞って部屋のドアを開けた。5時半。まだ外は薄暗い。なるべく目立たないように歩道の隅を歩き、5分ほど離れたところにあるセブンイレブンに向かった。こういう時コンビニのありがたさが身に染みて分かる。パン、コーヒー、ヨーグルト、シャンプ―、歯磨き粉などを買ってからそそくさとホテルへ戻る。朝食を食べ終わったところで、ふと時計を見るとまだ7時にもなっていない。友人のお迎えは8時頃なのでまだ1時間以上ある。 やる事がないという事が、人間にとっては一番惨め事かもしれない。

7時半、我慢しきれずにチェックアウトすることにしました。フロントでカギを返すと代わりにPCR検査の陰性証明書が貰えました。今後どこで使えばいいのかわからないただの書類です。735分、ロビーに併設されているカフェでアイスラテを注文し席に着いたところで、友人からLINEが届きました。「820でお願いします。」「了解」と返事を打つと、840分にようやく迎えが来ました。 タイに来たんだと実感する。

友人の車に乗り込み、まずは昨日の出来事を一通り説明する。友人も最近のバンコクの様子を教えてくれる。丁度ソンクラーンの時期なのだが、今年も水かけは禁止だそうで、おとなしいソンクラーンも今年で3回目となります。年々過激化していた水かけ祭りにコロナが水を差す形になってしまいました。伝統文化は、何かあるとあっさりと中止になるが、その後は、もとに戻るか改革されるか無しになるかの3つしかない。どれになるのやら。などと考えているうちに友人宅に到着です。

バンコクの現在の様子はというと、2年前とほとんど変わらないほど活発に機能している。ただ、外を行きかう人々は皆マスクをしているし、歩道橋などによくいる物乞いの人たちも、透明なフェイスシールドを付けて楽器を演奏したりしている。各店舗の入り口には必ず温度計が設置してあって消毒用のアルコールも誰でも使える状態になっており、ほとんどの人が温度計に手をかざしアルコール消毒をしている。慣れというものは恐ろしいもので、あのタイ人がちゃんと列を作って温度計の順番を守っているのである。また、日本でもよく見るバイク系の宅配サービスだが、今、タイはそれが全盛で、街中を走っているバイクの5台に3台は何かしらの宅配サービスのバイクだろう。カラフルな色のバッグを後部座席に載せて走っているのですぐにわかる。友人が、Amazonというカフェをやっているのだが、注文の8割は宅配サービスだそうです。

友人所有のコンドミニアムを借りて1泊したのち、明日はいよいよホアヒンへの旅が始まります。

つづく

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