サンパオルンは、タイとの国境に位置し、国際物流の窓口として栄えた比較的新しい街です。国境を越えてタイ側に入ったところには小さな国境市場があります。
サンパオルンには、タイの国境市場とカンボジアとをリヤカーで往復する荷役の仕事でその日暮らしをしている子どもが多くいます。
そんな、カンボジアの辺境の小さな街まで新型コロナウイルスの影響が出てきました。
感染症の拡散防止策として、カンボジア政府はすべての国境を4月の初めに封鎖してしまいました。そのせいで、国境市場で荷役の仕事をしていた子どもたちは、収入源を絶たれ、食べ物を買うことができなくなりました。
また、物流がストップしたため、大きな産業もなく生活物資を輸入品に頼っているカンボジアでは、物価の上昇が起き始めています。
私に送られてくるカンボジアの友人からのメッセージは、日本国内の状況とはかけ離れた悲痛な叫びばかりです。
そこで、キャンヘルプタイランドのスタッフ有志で「カンボジア緊急支援」を行うことにしました。といっても、少ないスタッフから集められるお金はほんの微々たるものですので、サンパオルンの子どもたちがたとえ1週間分の食料でも確保できる状況になればと考えています。子ども達を取り巻く状況は日々刻々と変わるでしょうが、「明日の食べ物があるという安心感」は、きっとサンパオルンの子どもたちを勇気づけてくれることと思います。
もし、この活動に賛同してくださる方がいらっしゃいましたら、「カンボジア緊急支援」と指定してご寄付をよろしくお願いいたします。
キャンヘルプタイランド
スタッフ一同
0 件のコメント:
コメントを投稿