12月10日は、タイの「憲法記念日」です。国家行事なので休日となります。(今年は連休になるのでしょうか?)
1932年6月に、「ピブーン」らによって創られた「人民党」の「立憲革命」後初の「憲法」が「シャム王国憲法」として、この日に公布されました。ところが、現行の2007年の「憲法」までの75年間で17回におよぶ改正が行なわれています。この大部分が、1947年退役軍人を中心とする「軍事クーデタ」をはじめ、その繰り返しの結果です。クーデタによる「憲法廃止」これに伴い「暫定憲法」制定、そしてその後の「恒久憲法」制定となります。1997年に「人民による憲法起草」を、スローガンに国民参加の憲法が出来ました。最近では、未だに解決出来ない2006年9月の「タックシン政権」打倒のクーデタです。一応2007年に、現政権で「恒久憲法」が公布されています。今回の問題は、今までの政変と「背景」が異なり、何時になったら「混迷」から脱出できるのでしょう。「シャム王国憲法」と「現憲法」とでは。大きな違いがあるはずです。が、最初の発布日が「記念日」と言うのも、何か私には違和感を感じます。タイ国の「王室」「宗教」「政治」を語るのは、「タブー」ですが、12月10日が「記念日」である事を知っておいてください。
「一方日本の「憲法記念日」は、ご存知のように5月3日です。第2次世界大戦終結後の1947年「平和憲法」が、施行されました。以降60余年間「改正論議」は、有るものの大幅な改正はありません。今年は日本は勿論のこと、「世界中」が様々な問題を解決出来ないでいる状況の年でした。
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