5/12/2022

2年ぶりのタイ その11 4月23日

 日本の水際対策のせいで、帰国前72時間以内のPCR検査が必要です。ちゃんとしたドクターのサインのある陰性証明書がいるので、セルフチェックという分けにはいきません。病院またはクリニックでの検査にはお金もかかります。おまけに海外ですので日本語が通じるわけでもなく、もし、万が一日本語の通じる病院があったとしても、検査の費用は莫大なものになるに違いありません。

しかし、そういうPCR検査にあまりお金をかけたくないという旅行者のために、バンコクのあるクリニックでは1,500バーツでPCR検査をしてくれます。まずネットで受診を予約し、クリニックへ行って検査をした後、数時間後に結果をメールで送信してくれるというサービスです。この情報はYouTubeなどで拡散されているので、すぐにどこのクリニックかはわかると思いますが、クリニック自体はとても不便で分かりにくい場所にあるので、探すのが大変かもしれません。

クリニック到着後、すぐに予約確認のメールを見せ、料金をクレジットカードで払い、その直後に鼻に綿棒を突っ込まれていました。「結果はメールで。」とだけ言われすべて終了です。5分もかかっていません。たったの5分で1,500バーツです。1300バーツです。10時の予約で9:30にクリニックに到着しましたが、すぐに検査をしてもらえました。受診者が他に20名ほどいましたが、クリニックのスタッフは8名だけでした。日本でいうところの木下グループのPCR検査と同じで、どう考えても、短期的にがっぽり儲かるビジネスです。ただ、日本出国72時間前のPCR検査は、旅行先によって廃止されているところもあるので、日本国内のビジネスモデルは破綻しかけていますが、日本が水際対策を実施している限りは、タイでのビジネスは安泰でしょう。

午後4時前にクリニックから陰性という検査結果のメールが届きました。日本到着時に空港でファストトラックを利用するため、事前に自分のスマホにMy SOSというアプリをインストールしておきます。必要書類の写真をアップロードしていくと、アプリの画面が赤から黄色、緑色へ変化していき、自分の安全性が色で確認できるようになっています。とりあえずこれで飛行機には乗れるはずです。

夕方、ICON SIAMという比較的新しいデパートに連れて行ってもらいました。高島屋などが入っており、どちらかというと富裕層向けのデパートで、ハイブランドやポルシェなどの超高級車店なども入っています。タイの富裕層は、デパートで高級外車も買ってしまうのです。チャオプラヤ川沿いにあり、夜になると、店の前ではライトアップされた噴水が音楽と共にショーを行います。まるでラスベガスの様です。行ったことないけど。 また、超高級コンドミニアムが併設され、価格帯は数億円からですが、すでに完売しているようです。これが格差というものです。決して悪い意味ではありません。格差をよく悪い意味でとらえる方がいますが、あくまで多様性の一部です。決して差別的な意味ではありません。日本みたいにみんな平等というのもいいですが、他の国々は格差を容認しています。どちらが正解という事ではなく、多様性を認めていくという事が重要なのかもしれません。人それぞれ、幸せの感じ方は違うのです。

つづく

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