5/06/2022

2年ぶりのタイ その8 4月20日

 朝の挨拶は。みんな「嵐すごかったね。」でした。

今日のスケジュールは、午前中、子ども達は勉強、午後はほぼフリータイムという事で、日本から来た僕は、丸1日自由時間となります。午前中に洗濯を済ませ、海風の吹く木陰のベンチでYouTubeのお気に入りをイヤホンで聞きながらのんびりと過ごしました。おすすめは、「ゆるコンピューター科学ラジオ」というポッドキャストの番組で、画面の変化は特にないので、音声だけで十分に楽しめます。親番組に「ゆる言語学ラジオ」というのもあり、どちらも最高の暇つぶしコンテンツです。

昼食後、子ども達はビーチに繰り出し、思い思いに楽しんでいます。小さい子は大きいことバディを組んで、危険がないように配慮されているので、この時はタッサニーさんにもゆっくりすることができ、もちろん木陰にゴザを敷いて、お昼寝を決め込んでいます。

午後3時頃、チェンマイから子ども達と一緒に来たブラジル人のエティカが、どこからか水上バイクとバナナボートを手配してきました。彼は、もう10年以上チェンマイで暮らしていて、事あるごとにYCFを手伝っています。写真が上手く、インスタグラムなどでは子ども達の様子を発信し続けています。

バナナボートを見て、もう子ども達は大はしゃぎです。6人ずつ乗り込んで、海面をすごいスピードで走り抜け、最後は急なターンでひっくり返る、の繰り返しで、ひっくり返ったタイミングで交代し、一件秩序が保たれているように見えましたが、乗り込むのはどう見ても小学校高学年以上の子どもや学生ばかりで、おとなしい目の低学年の女の子などは、うらやましそうに見ているだけでした。乗ってみたいのだけど、ひっくり返る事への恐怖心もあるようで、なかなか、周りの雰囲気にのれない様です。おまけに、大きな学生たちは、自分のバディの事などすっかり忘れ、自分が楽しむのに精いっぱいです。こういう場合、自分がスポンサーなら水上バイクのドライバーと直接交渉して、小さい子ども達を乗せてゆっくり走ってもらうように要請できるのですが、今回は誰がスポンサーなのか見当もつきません。仮にエティカがスポンサーだったとしても、それだけの内容を英語又はポルトガル語で伝えることは到底無理です。エティカは10年以上タイに住んでいますが、タイ語は片言です。もちろん、今の僕にタイ語で伝えることもまずできません。エティカの通訳としていつも一緒に行動しているトトというタイ人がいます。今回、彼も一緒に来ているので、トトにタイ語でニュアンスが伝わればエティカないし水上バイクドライバーに伝えてくれるに違いないと思い、頭の中でタイ語を組み立て始めました。小さい子、乗ってない、早い、危ない、ゆっくり、できる? デックレック ヤン マイ ナンorキー バナナボート レオ マーク アンタラーイ チャーチャー ダイ マイ 脳内に格納されているタイ語を何とか引っ張り出し、最低限これだけあれば伝わるはずと思い、トトに話しかけました。もちろん身振り手振りも加えて。それを聞いたトトはドライバーと交渉した後、「次はゆっくり走るから、小さい子でも大丈夫だよ。」と子ども達に伝えました。まず最初に動いたのは、こちらもまた子ども達と一緒にチェンマイからバスでやって来たイギリス人の初老の女性で、すぐにライフジャケットを着てバナナボートによじ登りました。それを見た小さな子ども達は、少し安心した様子で、大きめのライフジャケットを着始めました。さすがに一度ですべての小さな子ども達が乗れるわけではないので、次の回になる子もいましたが、ちゃんと5人の列になって座って待っていました。大きな子ども達は自分の順番が抜かされたことに少し不満そうでしたが、彼らはもう何回も乗っているので仕方ありません。このバナナボートの料金は、1時間3,000バーツだと後で聞きました。もうあと一日バナナボートを呼んだ日がありましたが、合計5時間は遊んだと思います。エティカの仕事がちょっと気になりました。

夕方、Morchanaのアプリに突然通知が届きました。「あなたはタイ入国後5日が過ぎているので、次のリンクからATKの結果を送りなさい。」みたいなメッセージにくっついているリンクをクリックすると突然入力フォームの画面に切り替わりました。名前・パスポート番号・検査結果などの入力をして、写真の添付の欄があったので昨日撮影したATKの写真を添付し、送信のボタンを押すと、何事もなかったかの様にもとのホーム画面に代わりました。入国5日目のカウントの仕方が違ったのか?恐るべしMorchana

つづく

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