7/13/2022

6月27日(月)後半 (その3)

  運転を交代してから、僕は、順調にプラーチンブリー県の359号線を東に向かいます。片側2車線でほぼ直線の道路は、日本の高速道路並みに飛ばすことができますが、たまにスピート違反取り締まりのカメラがあるという事を教えてくれる看板があるので、それには注意が必要です。ほどなくしてサッケーオ県に入り、しばらく東に走ってから317号線を南下します。カオチャカンという垂直に切り立った山を左手に見ながら、あと20㎞も走れば、今夜のホテルのあるワンナムエンの街に到着します。

 ホテルにチェックインする前に夕食をという事になり、ちょっとした道路沿いのレストランを探します。夜7時前なので、どこのレストランも混んでいますが、空いている店は美味しくないという事で、適度に混んでいるけど座れなくもない「焼肉と鍋の店」にしました。移動で疲れているので、もちろん鍋を選び、食事をしながらたっぷり1時間半も語り合いました。


同行者のIさんは、2007年のサッケーオ県でのワークキャンプに初めて参加され、その後も年に1度はタイを訪れ、2019年の「カンボジア奨学金授与式とタイ奨学金授与式を一度に回るツアー」の超タイトスケジュール&過酷旅にも参加されるほど、タイについては、ほぼスペシャリストです。そんなIさんが、途中で寄ったガソリンスタンドのトイレで「お金を払わないといけないと思ったけど、人もいないしお金を払う場所もよくわからなかったので、トイレの前にあった機械にコインを入れておいた。」と突然言いました。僕とムさんは、「ガソリンスタンドのトイレは無料だよ。」と首をかしげながら答えると、「ちゃんと音楽も流れたし。」というので、僕とムさんの頭の中には?が残っていましたが、その時はそのまま次の話題に移りました。

数日後、別のガソリンスタンドのトイレへ行ったとき、すべての謎が解けました。トイレの前に有料の体重計が置いてあったのです。試しにムさんが1バーツを投入すると、Iさんには聞き覚えのある音楽が流れだしました。僕は、「音楽が流れている間に用を済ませるんだよ。」とだけ言いました。


この写真はGoogleから引っ張ってきました。


この日は、ワンナムエンの郊外のホテルで宿泊です。


つづく

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